手作りお菓子と日々のブログ

手作りのお菓子や、日々の出来事について、気楽に書いてみようと思います♪

都立中受検の厳しさ

こんばんは🌛

いつもお読みいただき有難うございます。



今回は、ちょっと厳しいお話です。




色々書いてきました。

ここまで、研究をすることになったのは

ごく身近に、都立中合格者がいなかったことが大きいです。


もちろん、ママ友先輩方の身近で合格した子の話を伝え聞くことはあります。

それでも私の身近で、受検した話(受検終了)は聞くものの

合格した、と言う話は、聞いておりませんでした。


ですが、それだからこそ、失敗した話は聞いております。


受検した子達の学力レベルが低かった

と言うことはありません。


中には、

⚫都立塾では常に上のクラスだった子(私立併願で特待生)。

⚫個別塾で学び、算数力はピカイチだった子。算数オリンピックにも出場し、算数は、どんなに難しくても喜んで勉強していた子(公立中でトップクラスの成績)。

⚫私立中受験塾で、総合偏差値70以上あった子(偏差値70オーバーの私立中に軒並み合格しその1つに通っている)



と言う子もいます。


塾にはみんな5年時点では既に通っています。


そんな話を聞くと

塾に行ったからと行って、合格出来る訳でも無いのだ、と感じました。


始めは自宅で勉強しようと考えた理由は、息子が行きたがらなかったことと、経済的なことが大きな理由ではありましたが、

塾に行ったからと言って、合格する訳では無いと思っていたからです。


塾に入って始めに私が話したのは

十分な学力を持ってしても合格できない

都立中受検への不安でした。


その理由は、都立中の問題にある、と先生は話します。

学力最重視では無い問題の作成の仕方が

時として、学力の高い子を落とす原因にもなる、というのです。


それでも、入ってからは学力を重視されるため、ギャップを大きく感じることもある。


塾の先生が、都立中受検はおすすめしていない、ということをはっきり話していました。


それらのことを、息子もいる前で話すのです。


それでも、我が家で受けたいと考えていた学校は、適性検査と入ってからの学力ギャップが少ない方だということも話していました。

逆に言えば、それだけ入りづらい、と言うことでもあります。


塾の先生方は、都立中が出来るよりも前から中学受験に関わっているため、特に学力重視なのだとは思います。

ですので、学力以外のそれぞれの学校の特色や、通っているお子様達のことまでは、そこまでご存知では無いとは思います。


ただ、自分達で何人も都立中に生徒を送るなか、感じた気持ちなのでしょう。


大手ではなかなか話せない、本音のようなものを感じて

まずは、学力を上げなければ、と思いました。




そして、先輩方から色々な話を聞く中には

自分なりの発見がありました。


それは

いくら難しい問題を解けるようになっても

都立の適性検査で、使えなければ意味が無い。

テクニックを知っても、問題を見て、どれを使えば解けるかが分からないことがある。


上記の子は、それこそ過去問の答えを暗記するほど繰り返したそうです。

それでも、適性検査の新しい問題を解くことは出来なかったと。


直前期には『うちはダメかも。。』と友人は漏らしていました。

そして、その年は、出題形式にも変化の見られた年でしたので、問題を見た瞬間に固まってしまったようです。



全ての問題が解ける学力はあるのに、それを説明することが出来ない。

感覚で解けてしまうことは、説明も難しいようで。特に理解の早い出来る子はそうなのかも知れません。


その子はその頃中学受験塾で難関中学の合格確実圏まで行っていました。


ただ、適性検査の対策にまで力を注ぐことは出来なかったようです。適性検査型模試は自塾開催の模試のみ(しかも1位だったようです‼)。


本人は、試験当日『簡単だった。全部分かった。』と言っていたそうです。

それでも、分かったことと、合格することは別物なのです。



都立専門塾に行っていた子は、自分から質問などにはなかなか行けなかった。

そして、特にやる気が見られないと、秋以降は見捨てられる、とも話していました。


そんなことがあると、睡眠時間を削ってもヤル気を見せて頑張らないと、と思いますよね。

後半は、宿題をこなすために、睡眠を削ったので、学校の授業でもボーッとしてしまっていたようです。寝かせたいのに、寝かせられない、と言う状態です。


このくらいの時期になると、あれもこれも、となりますが、とにかく睡眠時間は削らないようにしないと、と考えました。


そして、反抗期に重なったこともあり、モチベーションを保つことが難しくなった、とも聞きました。

我が家では、そこまでは強い反抗期が来ている訳では無いのですが

この時期が反抗期と重なるのは、本当に大変なことだと思います。

勉強のことは、先生に丸投げして、親子関係が悪化しないように、気を遣っていたようです。


ただ、反抗期が来ることで、作文などに深みが出る、ということもあるのだそうです。

何しろ、自分の内面を見つめる、という時期の始まりですので。



今、その子は私立中に通っているのですが、都立受検の勉強は、応用がきかない、とも話していました。

つまり、私立中学校に入ってからの勉強では、結局この適性検査の勉強がそこまで役に立ってはいない、ということです。


そして、今その私立中でのびのび過ごしている子供を見て、そもそも自分の子供には、都立の適性が無かった、とも話していました。



私は、この都立中に入るためだけの勉強が全てムダとは思いません。

ただ、その後の子供のことを考えると、私立中受験の勉強だけでも、都立中受検の勉強だけでもダメなのだ、と言う結論にはなったのです。


サンプルは少ないので

偏った見解かも知れませんが

しばしば、『頑張って入った都立中なのに、付いて行けず中2くらいで地元の公立中に転校』と言う話も聞いていたので、納得はしました。


もちろん、難関私立を目指す程の勉強は経済的にも精神的にも、かなりの負荷があると思います。

(息子にはとうてい無理です。)


そこまではしないまでも、小学校の教科書以上の学力は、やはり必要だと思います。


それから、私立中程の特徴の差は無いまでも、都立中にもそれぞれ違った適性はあると思います。入るためには問題の相性や採点基準なんかも大事なんじゃ無いかと思います。

それらの情報は、都立中について研究している塾なら、持っているでしょう。


本当に厳しい話ではありますが

我が家は逃げ道の無い厳しい道を息子に強いている気もします。頑張って勉強してダメだった場合も私立中には行かせてあげられないからです。


そして、常々『入ったからと言って、勉強をやめることは出来ないよ。』と伝えています。ボーダーの不安もあったので、上位合格を目指しなさい、とも。


もちろん、『結果が全て』とは考えていませんし、息子にもそれは伝わっています。

ただ、後悔の無いように頑張ろう、と話しています。




まだ受検本番はこれからですし

私の考えが合っているかも分かりません。



それでも、息子には適性があると信じて、進んでいます。

入ってみたら、そこまで厳しくは無いよ、と言う投稿がいつかしてみたい⭐。




本日もお読みいただき、有難うございます‼